出井氏 ソニーへの功績と誤算 [ニュース]
こんにちは。
今日はちょっと堅めの記事を、書きたいと思います。
連日ソニーの無配当に関する記事や、再建できないといった記事が上がってます。
私は、この件に関しては少しだけ持論があります。是非一度読んで頂けたらと思います。
まず画像に上げたのは、Sony前CEOの出井伸之氏です。
そう、以前に“ソニーを壊した”と言われた男 出井伸之としてNHKで放送されましたね。ご覧になられた方も多いかと思います。
ただ、どうしても私は納得いかないんですね。出井氏が酷評されてしまうのは。番組でももの深い雰囲気で語っていましたし、きっと「自分が本当にやりたかったことを実現出来なかった」という感じでした。
そこで、今回は出井氏の功績と誤算という視点から、色々見て行きたいと思います。
そして、その誤算は出井氏に落ち度があった訳ではなかった、ということも後に書きたいと思います。
まず、出井氏がSony CEOに就いてた95年〜05年までの足跡をたどってみます。
ちょっとおもしろいので、是非こちらのサイトを見てい頂きたい。
ソニー90年台製品の歴史
ソニー2000年台製品の歴史
この中で、出井氏が就任した95年から生産される製品が、ガラッと変わったのが一目瞭然だと思います。
中でも注目したいのはこちら。
MS Walkman
SONY PSX
SONY KDE
こちらです。
凄い斬新ですよね。
そうなんです。
「面白いもの、今までないものを作る」「次世代ITデバイスをつくる」
ここに出井氏は着目しました。ビル・ゲイツ氏やスティーブ・ジョブズ氏とも親睦があり、先を見据えた商品開発に力を注いだんですね。
ただ、、、誤算だったのは、早すぎたんです。。。先に上げた商品たちはいずれも今は、もう当たり前の商品たちですよね?でも時代が早すぎたんです。
そして、消費者も業界もひっくり返す商品群だったので、いい商品だけれども、フィーチャーされなかったんですね。
ですので、出井氏のベクトル変換は正しかったと思うんです。ただ、もう少し小出しにするべきだった。もしくは、AppleやMicrosoftとの連携を深めても良かった。
しかし、皮肉なもので大赤字からのV字回復を、喫緊の課題としていたわけですから、なんとしてもヒットするものが欲しかったのだと思います。
いかがでしょうか?
長々と持論を披露して恐縮です。お読みいただきありがとうございます。
それではまた。
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2014-09-19 17:12
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